サーチコンソールとGA4の分析方法|SEO改善の優先順位が分かる7画面チェック

サーチコンソールとGA4の分析方法|SEO改善の優先順位が分かる7画面チェック

サーチコンソールの設定は終わった。GA4との連携もできた。

でも、管理画面を開くたびに、手が止まる。

メニューが多すぎる。グラフや数字が並んでいるけれど、どこから見ればいいのか分からない。とりあえずクリック数や表示回数を眺めて、「まあ、こんなものか」と画面を閉じる──。

もし、そんな経験があるなら、この記事はあなたのために書きました。

結論から言います。サーチコンソールとGA4は、7つの画面を決まった順番で見るだけで、次にやるべき改善点が分かります。すべてのメニューを理解する必要はありません。見る画面を絞り、順番を守る。それだけで、SEOは「何をすればいいか分からない状態」から「次の一手が明確な状態」に変わります。

この記事では、Mirai&が実際のSEO診断で使っている「7画面チェック」の方法と、改善の優先順位を決める「P0/P1/P2フレームワーク」を解説します。

なお、サーチコンソールの設定がまだ済んでいない方は、先にこちらの記事をご覧ください。

参考記事: Googleサーチコンソール 使い方完全ガイド|今日から始められる設定と活用法(https://miraiand.com/magazine/google-search-console-setup-guide/)

また、「記事を書いても検索順位が上がらない」という悩みをお持ちの方は、技術的な内部対策に原因があるかもしれません。以下の記事で7つの原因を解説しています。

参考記事: サーチコンソールで見る検索順位が上がらない内部対策の見落としと7つの原因(https://miraiand.com/magazine/search-console-seo-ranking-not-improving/)


記事の質より前に、止まっている場所がある

Googleが記事を評価する3つのステップ

Googleが記事を評価する3つのステップ|クロール(巡回)→インデックス(登録)→ランキング(評価)
Google検索の3段階:クロール(巡回)、インデックス(登録)、ランキング(評価)。この順番を理解することがSEO改善の第一歩

SEOに取り組む多くの人が、「良い記事を書けば検索順位が上がる」と考えています。

間違いではありません。しかし、それだけでは不十分です。

Google検索は、次の3段階で成り立っています。

クロール(巡回) ──Googleのクローラーがあなたのサイトを訪れ、ページの存在を発見する段階です。

インデックス(登録) ──発見したページの内容を読み取り、Googleのデータベースに登録する段階です。

ランキング(評価) ──インデックスされたページの中から、検索クエリに最も適したページを選び、順位を決定する段階です。

ここで重要なのは、ランキングの評価は、クロールとインデックスが完了して初めて始まるということです。

どれほど優れた記事を書いても、クローラーがそのページを発見していなければ、評価の対象にすらなりません。インデックスされていなければ、検索結果に表示されることはありません。

多くのサイトは、「評価されるスタートライン」に立っていないまま、記事を書き続けています。

努力が空回りする典型パターン

Mirai&が数多くのサイトを診断してきた中で、繰り返し目にするパターンがあります。

インデックスされているかどうかを確認しないまま、記事を量産している。エラーが発生しているかどうかを見ないまま、リライトを繰り返している。データを見ずに、感覚でキーワードを選び、感覚で改善を進めている。

こうした状態では、努力が成果につながりません。正確に言えば、「努力の方向」が分からないまま走り続けている状態です。

では、どうすればいいのか。

答えは、サーチコンソールとGA4にあります。ただし、「ツールを使う」だけでは足りません。見る順番が重要です。


問題は「ツール」ではなく「見る順番」

サーチコンソールとGA4が使いこなせない理由

サーチコンソールとGA4は、正しく使えば非常に強力なツールです。しかし、ほとんどの人が途中で挫折します。

理由はシンプルです。

メニューが多すぎる。サーチコンソールだけでも、サマリー、検索パフォーマンス、URL検査、インデックス作成、エクスペリエンス、リンク……。どこから見ればいいのか、迷ってしまいます。

専門用語が多い。インプレッション、CTR、コアウェブバイタル、LCP、CLS……。言葉の意味を調べているうちに、本来の目的を見失います。

重要度の違いが分からない。すべての指標が同じように並んでいるため、「今すぐ対処すべきこと」と「後回しでいいこと」の区別がつきません。

結果として、多くの人が「とりあえず記事を書く」に戻ってしまいます。

「分析の順番が設計されていない」という本質的な課題

Mirai&では、この問題の本質を「分析の順番が設計されていないこと」だと考えました。

ツールは揃っている。データも取れている。でも、どの順番で、何を見て、どう判断するかが決まっていない。

だから迷う。だから挫折する。だから「感覚でSEO」に戻ってしまう。

この問題を解決するために、Mirai&では見る画面を7つに限定し、順番を固定するという方法を採用しました。


設定後に見るべき7画面──順番が重要

7画面の一覧と役割

サーチコンソールとGA4の7画面チェックリスト|サマリー、インデックス登録、未登録理由、サイトマップ、コアウェブバイタル、検索パフォーマンス、GA4トラフィック
SEO診断で見るべき7画面。この順番で確認することで、問題の所在と優先順位が明確になる

Mirai&のSEO診断では、以下の7画面を、必ずこの順番で確認します。

1. サーチコンソール:サマリー サイト全体の健康状態を俯瞰する画面です。エラーの有無、インデックス状況、検索パフォーマンスの概要が一目で分かります。まずここで「異常があるかどうか」を確認します。

2. サーチコンソール:ページのインデックス登録 Googleがあなたのサイトの何ページをインデックスしているかを確認します。「登録済み」と「未登録」の比率を見ることで、サイト全体がどれだけ検索対象になっているかが分かります。

3. サーチコンソール:未登録ページの理由 インデックスされていないページがある場合、その理由が表示されます。「noindexタグ」「クロール済み – インデックス未登録」「検出 – インデックス未登録」など、理由によって対処法が異なります。

4. サーチコンソール:サイトマップ サイトマップが正しく送信され、Googleに認識されているかを確認します。サイトマップが送信されていない、またはエラーが出ている場合、クローラーがサイト全体を効率的に巡回できていない可能性があります。

5. サーチコンソール:コアウェブバイタル ページの読み込み速度、視覚的安定性など、ユーザー体験に関する指標を確認します。「不良」や「改善が必要」と表示されている場合、検索順位に影響している可能性があります。

6. サーチコンソール:検索パフォーマンス どんなキーワードで検索され、何回表示され、何回クリックされたか。平均掲載順位はどうか。ここで初めて「検索結果での見え方」を確認します。

7. GA4:トラフィック獲得(チャネル別) サイトへの流入がどのチャネル(検索、SNS、直接流入など)から来ているかを確認します。Organic Search(自然検索)の割合と推移を見ることで、SEO施策の効果を測定できます。

この7画面で分かること

この7画面を順番に見ていくと、以下のことが分かります。

どこで止まっているか。クロールの段階で止まっているのか、インデックスの段階で止まっているのか、それともインデックスはされているが順位が上がらないのか。問題の所在が特定できます。

今すぐ直すべきか、後回しでよいか。エラーの種類と影響度によって、優先順位が決まります。すべてを一度に直す必要はありません。

次に何をすべきか。7画面を見終わる頃には、「次にやるべき一手」が明確になっています。

では、その「優先順位」をどう決めるのか。次のセクションで解説します。


完璧に揃えなくても、前に進む

「出せるところまで」で一度診断する設計思想

「GA4がまだ設定できていない」「どの画面を出せばいいか分からない」

そう感じて、手が止まってしまう人も少なくありません。

Mirai&では、そこで立ち止まらない設計にしています。

出せるところまでで、一度診断する

7画面すべてが揃っていなくても、揃っている画面だけで暫定的な診断を行います。不足している情報は「判断不可」と明示し、無理に推測しません。それでも、今やるべき優先順位は出せます。

完璧を待っていると、永遠に前に進めません。迷って挫折するより、不完全でも一度前に進む。その設計思想が、Mirai&のSEO診断の基盤にあります。

足りない情報があれば、次に取得すべきスクリーンショットだけを案内する。一歩ずつ、確実に前に進む。それが、SEO改善の現実的なアプローチです。


改善は「P0 → P1 → P2」で考える

3段階の優先順位フレームワーク

SEO改善の優先順位フレームワーク|P0(今すぐ直す致命点)→P1(P0解消後に効く改善)→P2(余力があれば行う最適化)
P0/P1/P2フレームワークで改善の優先順位を決定。順番を守ることで、最小の労力で最大の効果を得る

7画面を見て問題点が見つかったとき、すべてを一度に直そうとしてはいけません。

Mirai&では、改善点を必ず3段階に分類します。

P0:今すぐ直さないと評価されない致命点

インデックスされていない、サイトマップが送信されていない、重大なクロールエラーが発生しているなど。これらは、他のどんな改善をしても効果が出ない「土台の問題」です。最優先で対処します。

P1:P0解消後に効いてくる改善

コアウェブバイタルの改善、メタディスクリプションの最適化、内部リンク構造の強化など。P0が解消された状態で取り組むことで、効果が出る施策です。

P2:余力があれば行う最適化

細かなキーワード調整、デザインの微調整、追加コンテンツの作成など。重要ではありますが、P0とP1が終わっていない段階で手をつけても、効果は限定的です。

順番を守らないと「がんばっているのに伸びない」が続く

SEOで「がんばっているのに結果が出ない」という状態の多くは、この優先順位を無視していることが原因です。

P0が残ったまま、P2の施策に時間を費やしている。インデックスされていないのに、記事のリライトを繰り返している。サイトマップが送信されていないのに、新しい記事を量産している。

順番を間違えると、努力が成果に結びつきません。

まずP0を潰す。それが終わったらP1。P1が終わったらP2。この順番を守ることで、最小の労力で最大の効果を得ることができます。


なぜAI人格に任せるのか

人間がやるとブレる理由

この診断プロセスは、人間がやるとブレます。

見る順番が変わる。気になるところから見てしまい、全体像を見失います。

経験や感情が混ざる。「たぶんこれが原因だろう」という推測が入り、客観的な判断ができなくなります。

分からないことを無理に断定する。データが不足しているのに、何かしらの結論を出そうとしてしまいます。

これらはすべて、人間の認知バイアスに起因する問題です。

AI人格が担う役割

そこでMirai&では、この診断プロセスをAI人格として実装しました。

順番を守る。必ず決められた順番で画面を確認し、飛ばさない。

見えないものは判断しない。データがなければ「判断不可」と明示し、推測で埋めない。

優先順位だけを淡々と出す。感情や経験則を挟まず、P0/P1/P2を機械的に分類する。

人は「伝えること」「作ること」に集中し、判断の部分はAIに任せる。それが、Mirai&の「AI人格® Web運用」の思想です。


設計資料──SEO初期診断AI人格 中核プロンプト

このプロンプトを公開する理由

ここから先は、Mirai&が実運用で使用しているSEO初期診断AI人格の中核プロンプトを公開します。

誤解のないように先に伝えておきます。

これは「コピペすれば魔法のように結果が出る呪文」ではありません。

このプロンプトは、分析の順番、判断基準、迷わせないための設計を言語化したものです。なぜこの順番なのか、なぜこのルールなのか。ここまで読んでいただいた方には、その意図が伝わるはずです。

設計思想を理解した上で使うことで、初めて効果を発揮します。

中核プロンプト全文


📋 Mirai& SEO分析官|中核プロンプト(コピー用)

あなたは 「Mirai& SEO分析官」 として機能する。
目的は、GoogleサーチコンソールおよびGA4のスクリーンショットを読み取り、
Webサイト改善の優先順位を P0 / P1 / P2 で明確に診断することである。

あなたは分析ツールではない。
提出順を管理し、迷いを防ぎ、判断の順番を決める診断官として振る舞う。

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【最重要原則】
1. スクリーンショットは 指定順で提出させる
2. 不足があれば 勝手に補完せず明示する
3. 推測・一般論は禁止
   → 見えない情報は「判断不可」と明言する
4. 改善点は必ず P0 → P1 → P2 の順で提示
5. 実装方法・設定手順の詳細解説は行わない
   → 判断と優先順位に集中する

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【提出必須スクリーンショット(迷わない版・順番厳守)】

ユーザーには、以下 7枚をこの順番で提出してもらう。
各項目は「どの画面か」が文章だけで特定できるよう案内する。

提出ルール:
・1回の提出は1〜3枚でよい
・撮れないものは「保留」と書いて次へ進んでよい
・画像提出のたびに、次に必要なスクショを 1つだけ指定する

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① サーチコンソール|サマリー(概要)
・左メニュー上部の「概要」または「サマリー」
・検索パフォーマンス/インデックス/拡張の要約が並ぶ画面

② サーチコンソール|ページのインデックス登録(全体)
・左メニュー「ページ」
・インデックス登録済み/未登録/除外の総数が見える画面

③ サーチコンソール|未登録ページの理由詳細
・②をスクロール、または未登録詳細を開いた状態
・noindex/404/重複/クロール済み未登録などの理由一覧
・②と③は同一スクショでも可

④ サーチコンソール|サイトマップ
・左メニュー「サイトマップ」
・sitemap.xml 等とステータス(成功/エラー)が見える画面

⑤ サーチコンソール|ウェブに関する主な指標(コアウェブバイタル)
・左メニュー「ウェブに関する主な指標」
・良好/改善が必要/不良がPC・モバイル別に表示される画面

⑥ サーチコンソール|検索パフォーマンス
・左メニュー「検索パフォーマンス」または「検索結果」
・クリック数/表示回数/CTR/掲載順位のグラフと表

⑦ GA4|集客 → トラフィック獲得
・GA4 左メニュー「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」
・Direct / Organic Search / Referral 等が並ぶ表

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【提出チェック動作】
・提出ごとに「①〜⑦のうち現在どこまで揃っているか」を明示
・次に必要なスクショを 1つだけ 指定
・不足がある場合、以下の確認を必ず行う

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【挫折防止・暫定診断仕様】

不足スクリーンショットがあり、ユーザーが迷っている場合は以下を提示する。

固定確認文:
「不足スクリーンショットがあるため、総合診断の確度は下がります。
それでも、いま提出されている範囲で 暫定診断 を先に行いますか。
それとも、次に必要なスクショの取得手順を案内しますか。」

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暫定診断ルール
・P0 / P1 / P2 の提示は可
・各項目に必ず 確度(高/中/低) を付与
・最後に 確定診断に必要な残りスクショを1〜2枚だけ指定

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【確定診断アウトプット仕様(7枚揃った場合)】

① 総合診断サマリー
・現状の最大ボトルネック
・記事品質以前で止まっている要因の有無

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② 改善優先順位

P0|即対応しないと評価されない致命点
・根拠(どのスクショのどの情報か)
・放置した場合のリスク

P1|P0解消後に着手すべき改善
・根拠
・期待できる変化

P2|余力があれば行う最適化
・根拠
・中長期的効果

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③ 今やるべきでないこと
・現状で無意味、または逆効果な施策があれば明言

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④ 次のアクション(最大3ステップ)
・今日やること
・次にやること
・その後にやること

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【禁止事項】
・曖昧表現(おそらく/一般的には 等)
・一般論SEOの押し付け
・スクショに写っていない情報の断定
・実装コード・詳細設定の解説

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【トーン】
・冷静・構造的・判断優先
・褒めない・煽らない
・迷わせない

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【このAIの使命】

このAIは
「何を直せばいいか分からない状態」を
「次に打つ一手が明確な状態」に変えるために存在する。

まとめ──7画面から、すべてが始まる

SEOで一番つらいのは「これで合っているか分からない」状態

SEOで一番つらいのは、作業量ではありません。

「これで合っているのか分からない」状態です。

記事を書いても、効果があるのか分からない。改善しても、方向が正しいのか分からない。データを見ても、何を読み取ればいいのか分からない。

その不確かさが、モチベーションを削り、行動を止めてしまいます。

もし今、サーチコンソールを開くのが億劫になっている。記事を書き続けることに疲れてきた。正しい順番で進めているか不安。そう感じているなら、まずは7画面だけ見てください。

サマリー、インデックス登録、未登録理由、サイトマップ、コアウェブバイタル、検索パフォーマンス、そしてGA4のトラフィック獲得。

この7画面を、この順番で見る。それだけで、次にやるべきことが見えてきます。

AI人格® Web運用なら、分析から記事作成まで自動化できる

ここまで読んで、「7画面チェックもP0/P1/P2の判断も、自分でやるのは大変そうだ」と感じた方もいるかもしれません。

その感覚は正しいです。

実際、この分析を毎週続け、改善点を洗い出し、優先順位をつけ、コンテンツを作成する。それを一人でこなすには、相応の時間と労力がかかります。

AI人格® Web運用なら、このプロンプトで手動分析をしなくても、自動でサイトを分析します。そして、分析結果を元にコンテンツ記事を作成します。だから、SEOに強いサイトを効率的に構築できます。

さらに、AI人格® プレスリリースと合わせて活用することで、検索エンジン最適化(SEO)だけでなく、生成AI時代の新しい露出指標であるGEO(Generative Engine Optimization)やLLMO(Large Language Model Optimization)にも強いサイトを構築できます。

検索エンジンからも、生成AIからも「見つけてもらえる」サイトへ。

Mirai&は、SEOを「努力ゲー」から「判断ゲー」に変えるための設計と仕組みを、これからも作り続けます。