ClaudeでAI人格を作成する手順を示すアイキャッチ画像。青と緑のデータフローが左から右へ流れ、透明なパネルを通過して、中央にあるデジタル構造の脳(外部脳)へと接続されている未来的な3Dビジュアル。

ClaudeのAI人格ライター「外部脳」でSEO記事を作成【プロンプト&画像付き】

Web担当者が不在のまま、SEO記事の更新が止まっている。外注ライターに頼んでも、自社らしさが出ない。そんな状態が続いているなら、この記事が一つの答えになるかもしれません。

もし「あなたの思考を理解し、24時間SEO記事を書き続けてくれる外部脳」が作れるとしたらどうでしょうか。

この記事では、ClaudeのAI人格機能を使って、SEO記事制作を自動化する「外部脳」の作り方を、実際の設定画面とプロンプト全文とともに解説します。読み終える頃には、あなた専用のSEO記事ライターが完成しているはずです。

なぜSEO記事制作に「外部脳」が必要なのか

SEO記事の更新が続かない理由は、シンプルです。「時間がない」「何を書けばいいか分からない」「外注しても自社らしくない」。この3つが重なると、更新は止まります。

でも本当の問題は、もっと深いところにあります。

それは、「あなたの頭の中にある知識や判断基準が、記事に反映される仕組みがない」ということ。外注ライターに頼んでも、毎回ゼロから説明する手間が発生します。社内で書こうにも、他の業務に追われて手が回らない。

ここで登場するのが、AI人格による「外部脳」という発想です。

外部脳とは、あなたの思考パターン、判断基準、文体の癖を学習したAIのこと。一度設定すれば、新しいチャットを開くたびに「あなたを理解した状態」でSEO記事を書き始めてくれます。

毎回ゼロから説明する必要はありません。「このテーマで記事を書いて」と伝えるだけで、あなたらしい文章が返ってきます。

では、この外部脳をどう作るのか。その前に、なぜClaudeの記憶が安定するのかを理解しておく必要があります。

外部外部脳の全体設計:3層の記憶構造

Claudeで外部脳を作る時、記憶は3つの層に分けて設計します。これが、AIの記憶が安定し、文体がブレない理由です。

第1層:個人設定(価値観・判断基準)

全チャット・全プロジェクトで共通する「あなたの価値観」を設定する場所。ここに書いた内容は、どのプロジェクトでも必ず参照されます。

設定場所: Settings → プロフィール → 「Claudeが応答時に考慮すべき個人設定は何ですか?」

何を書くべきか:

  • あなたの判断基準(「不合理・非効率は止める」など)
  • 文章の出力形式(「表組み禁止」「コピペ可能な形式」など)
  • コミュニケーションスタイル(「遠慮なく指摘する」など)

簡潔に、箇条書きで構いません。

Claudeの設定画面。「設定」メニューを選択し、プロフィールの「Claudeが応答時に考慮すべき個人設定」欄に、判断基準や文章の出力形式などの具体的な指示を入力している様子。
個人設定の入力画面:ここで「あなたの判断基準」を定義しておくと、すべてのプロジェクトでブレない土台が出来上がります。

個人設定は「あなたという人間の基準」を定義する場所です。この土台があることで、プロジェクトごとの設定がブレなくなります。

第2層:手順(Custom instructions)

プロジェクトごとに「このAIは何者か」を定義する場所。ここに書いた内容が、AI人格の核になります。

設定場所: 各プロジェクト内の「手順」セクション(画面右側)

何を書くべきか:

  • AIの役割(「没入感の高いSEO記事を書くプロのWebライター」)
  • 記事執筆の手順(ステップ1〜5)
  • 文体・トーン(「理知的で落ち着いた」「断定しすぎない」)
  • 禁止事項(「根拠のない断定」「データ捏造」など)

ここに書く内容が長くなるため、後ほど具体的なプロンプトをダウンロード形式で提供します。

手順セクションは、個人設定と違い、プロジェクトごとに変えられます。SEO記事ライタープロジェクトでは「没入感の高い記事を書くプロ」として、別のプロジェクトでは「事業計画のコンサルタント」として振る舞わせることができます。

第3層:プロジェクトのファイル(専門知識)

SEO記事制作に必要な資料や過去記事をアップロードする場所。ここに入れたファイルは、プロジェクト内の全チャットで常に参照されます。

設定場所: 各プロジェクト内の「ファイル」セクション(画面右側)→「+」ボタン

何をアップロードすべきか:

  • 過去に書いた優良記事2〜3本(文体の基準として)
  • 自社の商品・サービス資料
  • SEOキーワードリスト
  • 競合サイト分析メモ
  • 文体ガイドライン

注意点:

  • 1ファイル最大20MBまで
  • プロジェクト全体で約200,000トークン(日本語で約10万字)まで
  • 代表的なファイル2〜3本に絞ると精度が上がる
  • アップロードしたファイルは後から編集できません。更新する場合は、ローカルで編集してから古いファイルを削除(×ボタン)し、再アップロードしてください

Google Drive連携との使い分け: ローカルファイルをアップロードする代わりに、Google Driveと連携することもできます。Drive連携のメリットは、Drive上でファイルを編集すると、Claude側も自動で最新版を参照してくれること。頻繁に更新する資料(SEOキーワードリストなど)はDrive連携、固定の資料(過去記事など)はローカルアップロードという使い分けが効率的です。

この3層構造を理解したところで、実際の作業に入ります。

実際の作業手順:3ステップ

ステップ1:プロジェクト作成

  1. Claude画面左側のメニューから「プロジェクト」をクリック
  2. 「New Project」ボタンをクリック
  3. プロジェクト名を入力(例:「SEO記事ライター」)
  4. 「作成」をクリック
Claudeの管理画面。左サイドバーの「プロジェクト」メニューを選択し、画面右上の「+新規プロジェクト」ボタンをクリックして、新しいAI人格用のプロジェクトを作成する手順。
プロジェクトの作成:まずは左メニューから「プロジェクト」を選び、右上のボタンから新しい「器」を用意します。
Claudeの「個人プロジェクトを作成」画面。プロジェクト名欄に「Mirai&記事ライター」と入力し、右下の「プロジェクトを作成」ボタンをクリックして完了させる手順図。
プロジェクト名の決定:後で管理しやすいよう、「SEO記事ライター」のように具体的な役割名を入力し、作成ボタンを押します。

これで、空のプロジェクトが完成です。

ステップ2:Custom instructionsにプロンプトをペースト

ここが最も重要な設定です。手順セクションに、SEO記事ライターとしての役割と執筆手順を定義します。

プロンプトの要点:

  • AIの役割:「没入感の高いSEO記事」を専門に書くプロのWebライター
  • 執筆手順:検索意図の整理 → 構成設計 → 冒頭リード文 → 本文執筆 → まとめ
  • 文体:理知的で落ち着いたトーン、断定しすぎない、読者の考える余地を残す
  • 禁止事項:根拠のない断定、データ捏造、過度な専門用語

プロンプト全文は約3,000字あるため、以下のリンクからダウンロードできます。

【プロンプト全文ダウンロード】

設定方法:

  1. 作成したプロジェクト画面を開く
  2. 画面右側の「手順」セクション右の「+」をクリック
  3. ダウンロードしたプロンプト全文をコピー
  4. ペースト
  5. 保存
Claudeのプロジェクト画面右側。「手順」欄が赤枠で強調され、「ここに設定したいAI人格のプロンプトを入力」という注釈が入っている様子。
AI人格のインストール:「手順」の欄にプロンプトを貼り付けます。ここに入力した内容が、AIの「役割」と「振る舞い」のすべてを決定します。

プロンプトをペーストした瞬間から、このプロジェクト内のすべてのチャットで、AIは「SEO記事を書くプロ」として振る舞います。

ステップ3:ファイルのアップロード

  1. プロジェクト画面右側の「ファイル」セクション
  2. 「+」をクリック
  3. PCから過去記事や資料を選択
  4. アップロード完了を確認

アップロード推奨ファイル:

  • 過去の優良記事(文体の基準)
  • 自社サービス資料
  • SEOキーワードリスト
Claudeのプロジェクト画面。「ファイル」セクションが赤枠で強調され、SEO記事制作に必要な資料や過去記事をアップロードする場所が示されている図。
知識のインストール:ここに過去の優良記事や資料をアップロードすることで、AIは「あなたの会社の知識」を持った状態で記事を書けるようになります。

ファイルは後から追加・削除できますが、編集はできません。更新する場合は、ローカルで編集してから再アップロードしてください。

これで、外部脳の設定がすべて完了しました。

外部脳の使い方:実際にSEO記事を書いてもらう

設定が完了したら、実際に使ってみます。

プロンプト例:

以下の情報で記事を書いてください:

1. テーマ:Webサイト更新を放置するリスク
2. 想定読者:中小企業の経営者
3. メインキーワード:Webサイト 更新 放置
4. ゴール:更新の重要性を理解し、具体的な行動を起こす

これだけで、AIが:

  • 検索意図を整理
  • 見出し構成を提案
  • 本文を執筆
  • まとめまで完成

すべて自動で進みます。

もし出力された文章が少し違うと感じたら、「もう少し理知的なトーンで」「具体例をもう1つ追加して」と指示を出せば、すぐに調整してくれます。

ここまでが基本的な使い方ですが、実際に運用し始めると、ある問題に直面します。

外部脳を長く使い続けるための運用のコツ

外部脳を作った直後は順調でも、数週間使い続けると「トークン制限」という壁にぶつかります。これを理解しておかないと、せっかく作った外部脳が使えなくなるかもしれません。

トークン制限の仕組み

プロジェクトのファイルセクションに入れたファイルは、そのプロジェクト内の全チャットで常に参照されます。つまり、毎回トークンを消費します。

過去記事を10本、20本とアップロードしていくと、すぐにトークン制限(約200,000トークン、日本語で約10万字)に到達します。

では、どうすればいいのか。

2段階管理という考え方

プロジェクトファイルには「基準」だけを入れる:

  • Mirai&のトーンが完璧に出ている代表記事2〜3本
  • 文体ガイドライン
  • SEOの基本ルール

これらは「常に参照される」ファイルとして固定します。

個別の参考記事は、チャットごとに添付:

  • 今回書く記事に関連する過去記事だけを、チャット入力欄の「+」ボタンで添付
  • そのチャット限定で参照される
  • プロジェクトファイルのトークンを圧迫しない

具体例:

  • 「Claude 外部脳」の記事を書く時 → 過去のClaude関連記事をチャットに添付
  • 「Webサイト 放置」の記事を書く時 → Web運用関連の記事をチャットに添付

この運用方法なら、トークン制限を最小限に抑えながら、関連記事だけを参照させることができます。

Google Drive連携の活用

頻繁に更新する資料(SEOキーワードリストや競合分析メモなど)は、Google Drive連携がおすすめです。

Drive上で編集すれば、Claude側も自動で最新版を参照してくれます。ローカルアップロードのように「削除→再アップロード」という手間が発生しません。

固定の資料(過去記事など)はローカルアップロード、更新の多い資料はDrive連携と使い分けることで、運用の手間が大幅に減ります。

この2つのコツを押さえておけば、外部脳を長期間にわたって安定して使い続けることができます。

まとめ:外部脳があると、SEO記事制作が変わる

ClaudeのAI人格機能を使えば、あなた専用の「外部脳」が作れます。

一度設定すれば、新しいチャットを開くたびに「あなたを理解した状態」でSEO記事を書き始めてくれる。毎回ゼロから説明する必要はありません。

3層の記憶構造(個人設定・Custom instructions・ファイル)を理解し、トークン制限を意識した運用方法を取り入れることで、外部脳は長く機能し続けます。

今日からできる一歩は、まず1つのプロジェクトを作ること。完璧を目指さず、使いながら調整していけば大丈夫です。

SEO記事の更新が続かないというストレスから、少しずつ解放されていくはずです。

この記事の元になった体験談はこちら↓ GPTユーザー必見。ClaudeでAI人格「外部脳」を作る全手順

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この記事は、株式会社Mirai&が提供するAI人格® Web運用サービスの実践から得られた知見を基に構成されています。